現在開催中のサッカーワールドカップ・カタール大会で、12月2日(1日深夜4:00)に日本と対戦したスペイン代表。
その中の主力ストライカーのアルバロ・モラタ選手をご存知ですか?
モラタ選手は2010年のプロデビュー以来、数々の有名クラブチームを渡り歩いてきたんですが、その移籍金の総額はあのネイマール選手にも迫ると言われています。
そこで今回は、スペイン代表のストライカー・モラタ選手の生涯移籍金の総額や、”移籍しすぎ”と言われている、これまでに所属してきたクラブについてまとめてみました。
モラタ(スペイン代表)移籍金の総額は?
まずはモラタ選手のプロフィールを見てみましょう。
- 名前:アルバロ・ボルハ・モラタ・マルティン(Álvaro Borja Morata Martín)
- 生年月日:1992年10月23日
- 年齢:30歳(2022年11月現在)
- 出身地:スペイン マドリード
- 国籍:スペイン
- 身長:189㎝
- 体重:84㎏
- ポジション:フォワード(FW)
- 利き足:右足
モラタ選手は2010年のプロデビュー以来、まだ30歳にも関わらず今年までに6回のクラブ移籍を経験してきました。
移籍の中にはローン契約という、日本で言うところのレンタル契約での移籍もありましたが、その移籍金も合わせても相当な金額が動いています。
今年ローン契約の解除に伴い、アトレティコ・マドリードに復帰し、そこまでに得た生涯移籍金額の総額は1億8900万ユーロ、日本円にしておよそ27億円!
これは全世界のプロサッカー選手の生涯移籍金額でトップ5に入る金額なんです。
ちなみに、2022年時点での生涯移籍金額のトップはセリエAのインテル・ミラノとローン契約中のロメル・ルカク選手。
その金額はなんとおよそ3億3000万ユーロ(約473億円)で、2位のネイマール選手とは約2000万円の差があります。
モラタ(スペイン代表)は移籍しすぎ!過去の所属チームは?
モラタ選手はその移籍回数の多さも有名で、ユース時代を除いて同じクラブに3年以上在籍した経験がありません。
プロ生活12年の間に6回も移籍をしており、その変遷を一覧で見ると
- レアル・マドリード(スペイン) 2010年〜
- ユヴェントス(イタリア) 2014年7月〜
- レアル・マドリード(スペイン) 2016年〜
- チェルシー(イギリス・イングランド) 2017年7月〜
- アトレティコ・マドリード(スペイン) 2019年1月〜
- ユヴェントス(イタリア) 2020年9月〜
- アトレティコ・マドリード(スペイン) 2022年7月〜
となっています。
とはいえ、どのチームもUEFAクラブランキングで上位常連の人気チームなことから、モラタ選手の実力の高さが分かりますよね。
プロデビューとなったレアル・マドリードには2010年から2014年6月まで所属し、デビューから2011-12シーズンまではBチームに所属していましたが、そのBチームを2部昇格に導くなどの活躍を見せて2012-13シーズンからトップチームに昇格したものの、なかなか出場機会には恵まれなかったようです。
2014年7月にはイタリアの名門・ユヴェントスに移籍し、そこでは大きな活躍を見せたことで、この年にスペイン代表デビューを果たしました。
2015-16シーズンでは34試合に出場し、計7ゴールを決めるなど、チームのリーグ連覇に大きな貢献をしました。
2016年6月21日にユヴェントスでの活躍を見たレアル・マドリードが、契約時に取り決めていた買戻しオプションを行使したことでレアルに復帰。
メインの選手の控えという立場ではあったものの、リーグ戦では15ゴールを決め、シーズンを通しては20ゴールという記録を出しました。
しかし翌年2017年7月19日にイギリス・イングランドのチェルシーへの移籍がクラブ間合意され、5年契約での移籍をしました。
チェルシーではハットトリックを達成したり大活躍する一方、私生活ではユヴェントス時代から交際していた女性と結婚し、翌年2018年には双子のパパになり、公私ともに順調なように見えましたが、どうやら監督の戦術との折り合いが悪く、2019年1月に本人の希望もあり、ローン移籍でスペインのアトレティコ・マドリードへ移籍することに。
2019-20シーズンの終わりまでのローン契約でしたが、結局2020年7月からはアトレティコに完全移籍し、同年9月にはユヴェントスへローン移籍するなど、ここ数年はかなりクラブを転々としていました。
そして今年の7月からローン契約が終了したことでアトレティコに戻り、主力ストライカーとして活躍しています。
モラタ(スペイン代表)はなぜ移籍を繰り返す?
今までの移籍で理由として言われていたのは大きく3つで、
- 監督と戦術的に合わなかった
- 勝つことへのこだわり
- 移籍金の折り合い(クラブ都合)
といったものでした。
監督との戦術の折り合いというのは、チェルシーから移籍する時に言われていたことで、監督が考える戦術とモラタ選手がやりたい戦術というのがうまくかみ合わず、なかなか活躍の場を得られなかったことが1つの理由と言われています。
また、モラタ選手はいつも移籍の際に出すコメントも注目されていますが、その際に言っていたのが、「勝つために移籍する」ということでした。
人1倍勝つことへの執着が強く、自分の活躍の機会を得ようと動いていることから移籍の数が必然的に多くなってしまっているのかもしれません。
3つ目の移籍金の折り合いというのは、一番直近のユヴェントスからのローン契約解除が該当していて、ユヴェントスはなんとかモラタ選手を残留させるために、アトレティコ・マドリードと完全移籍の為に金額を交渉していたようなのですが、どうも経済的にそこの折り合いが付かなかったようで、ローン契約を解除して元のチームに戻ったと言われています。
モラタ選手はアトレティコに戻る際にイタリアにあった家を引き払って子供達も既に転校させたという話もありますから、これからは自身の故郷であるスペインのチームをメインにプレーしていきたいのかもしれませんね。
モラタ(スペイン代表)移籍金の総額は?移籍しすぎの一覧も!まとめ
今回はワールドカップで2戦共に得点をあげ、期待されているスペイン代表のアルバロ・モラタ選手についてご紹介しました。
数々の有名チームを短い期間で転々としてきたモラタ選手ですが、どのチームでもしっかりと結果を残しているなんてすごいですよね。
また、それだけ引く手あまたの実力を持っているということなので、今回のワールドカップでどんな活躍を見せてくれるのか、目が離せませんね!
最後までご覧いただきありがとうございました。