ファッションデザイナーの森英恵さんは日本にオートクチュールという言葉を広め、世界で活躍する日本人デザイナーの第一人者として知られていますよね。
森英恵さんのデザインで特に印象に残っているものとしては、オリンピックの日本選手団のユニフォームや、皇后雅子様の結婚の儀でお召しになったロープデコルテのドレスのデザインではないでしょうか。
そんな森英恵さんが2022年8月にお亡くなりになりましたが、どれくらいの遺産があったのか、会社は誰が跡を継いでいるのか気になります。
今回は森英恵さんのご家族や家系図とともに遺産総額や会社の後継者について紹介します。
森英恵の遺産総額はいくら?
森英恵(もりはなえ)さんは1926年1月8日生まれで、日本人で唯一のパリのオートクチュールデザイナーとなった方です。
顧客には海外女優や王室を抱えつつ、舞台衣装やスポーツユニフォームのデザインなど幅広いデザインもされていましたよね。
そんな森英恵さんは2004年にオートクチュールコレクションを引退し、その後は国内で衣装や制服デザインなどを手がけていらっしゃいましたが、2022年8月11日に96歳でお亡くなりになりました。
ご自宅は赤坂にあり、自宅兼事務所として一般公開されているようです。
森英恵さんは22歳でご主人である森賢さんとご結婚され、ご主人の実家が繊維会社だったこともあり、洋裁の技術を学んだことは有名ですよね。
その後新宿にアトリエ兼店舗「ひよしや」を開店すると、ショーウィンドウに並ぶ素敵な洋服で店は人気店となります。
ひよしや開店から3年後には銀座にブティックをオープンさせ、ご主人が主に経営を行いながら国内外10つのグループ会社の年商は400億円という大企業に成長しました。
そんな森英恵さん一族の総資産は1000億円以上と言われていて、自宅だけでも100億円と噂されています。
森英恵の遺産を相続した家族や家系図は?
森英恵さんはデザイナーとしてだけでなく、モデルの森泉さん・森星さん姉妹のお祖母様としても今では有名ですよね。
森英恵さんには3人のお子さんがいて、森姉妹はご長男のお子さんにあたるんです。
森泉さんが5人兄弟だということに少し驚きましたが、さらにびっくりするのが全員が美男美女であること。
森英恵さんのご主人・賢さんは1996年に亡くなっているため、普通であれば3人のお子さんたちが相続することになりますが、遺言書があったかどうかは分かっていません。
森英恵さんのご長男/森顕さんは「STUDIO VOICE」の初代編集長、また株式会社ハナヱモリ・アソシエイツの元会長も務めていますし、次男/森恵さんは2004年に株式会社マイカシミヤJAPANを設立しています。
そしてその子供たちもファッションに携わるお仕事をされているんですよね。
【森英恵さんのご長男(森顕さん)の子供たち】
- 長男 森研:WWDジャパン編集部門とデジタル部門の統括責任者
- 次男 森勉:BEN MORI設立 ファッションデザイナー
- 長女 森泉:モデルタレントとして活躍
- 次女 森雪:ファッションプロデューサー・実業家
- 三女 森星:モデル、タレントとして活躍
森英恵さんの遺産がどのように相続されたのかは分かりませんが、ファミリーは皆さんそれぞれファッションのお仕事に携わり、森さんの遺伝子が受け継がれているのですね。
森英恵の遺会社の後継者は誰?
森英恵さんが遺した会社は「ハナエモリ」ですが、実は2002年5月に民事再生法を申請し、負債総額101億円で倒産しています。
バブル崩壊や多角経営に失敗したという事ですが、会社を経営していた森英恵さんのご主人である森賢さんが亡くなった事も理由だと言われています。
全盛期は売上400億もあったハナエモリですが、その後は商標権を買い取った三井物産が子会社「ハナエモリ・アソシエイツ」を設立。
売却後も森英恵さんは新会社「ハナエ・モリ」でオートクチュール事業を継続していました。
現在は森ファミリーは経営には関係していないようですが、ハナエモリという名前も残っていることから、なにかしらの関係は続いているのかもしれませんね。
森英恵の遺産総額は?相続した家族や家系図と会社の後継者もまとめ
森英恵さんの遺産ですが、ファミリーで1000億円あると言われているようです。
会社を家族が相続しているわけではありませんが、森英恵さんの教えや考え方はしっかり受け継がれているようです。
森泉さんが社交界デビューした時に森英恵さんと一緒に撮られた写真が印象的でしたし、皇后雅子様のウェディングドレスに憧れた女性も多いのではないでしょうか。
また森さんのデザインしたドレスが見てみたいですね。