「探偵ロマンス」キャスト相関図とあらすじネタバレや原作は?全何話?

『探偵ロマンス』はNHKで1月21日22時からスタートしたドラマで、全4話の放送が終了しました。

このドラマは主人公が後の推理小説家・江戸川乱歩となる人物なのですが、時代を感じる風景の中にもどこかおしゃれで、ストーリーもどこか不思議で魅惑的な内容ですよね。

今回全4話で放送されたストーリーは完結しましたが、続編を匂わせるような展開で終了し、続きが気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は1月スタートのNHK土曜ドラマ『探偵ロマンス』のキャスト相関図と1話〜のあらすじネタバレ、また原作と全何話放送されるかについて紹介します。

もくじ



ドラマ「探偵ロマンス」あらすじネタバレは?1話〜

探偵ロマンス

シャーロックホームズやドイルなど推理小説家に憧れる平井太郎(浜田岳)は、仕事を転々としその日暮らしの日々を送っていた。

貧乏ながらも小説を書き、新聞社に売り込むも相手にされない中、探偵の白井三郎と出会ったことで生活が一変していく。

三郎のバディとなった太郎はある難事件に巻き込まれ…

太郎はやがて小説家としての実力も高めていく。

1話のあらすじ

画商の巡戸(めぐりど)が怪盗ピス健から予告状を受け取ったのちに、銃で撃たれた。

ピス健の行方が分からない中、人々は3年前に隠居してしまった名探偵白井三郎が現れ、事件を解決してくれることを願っている。

芽が出ない小説家平井太郎は自分の小説を掲載してもらおうと、新聞社を訪れると、記者の梅澤潤二から白井三郎を見つけたら、掲載してやると言われてしまう。

そんな時、太郎が仕事をしている支那そばの屋台に一人の客が訪れ、その男は昼間に出会った老人だった。

その老人は太郎を見ただけで、生い立ちを言い当ててみせたのだ。

太郎は老人の正体が名探偵白井三郎だと知り、再び会うために街で情報を探し始める。

その頃三郎は廻戸の娘から探偵の依頼を受けていた。



2話のあらすじ

三郎に再会した太郎は『三郎(探偵)の見る世界が知りたい』といい、共に巡戸の自宅へ向かう。

そこで待っていたのはピス健で撃ち合いになったのち、ピス健も誰かにハメられていることを知る。

街では若者たちがチンピラのように夜の街へ繰り出し、多くの落書きがされていた。

真犯人はピス健ではなく別の人間だと巡戸の娘に伝えた二人は、父親がロマノフの一族と取引をしていたこと、そして赤い部屋という場所の存在、またお百という踊り子に夢中になっていたことを聞かされる。

お百とは正体不明の謎の美女で、誰も素性を知らない存在。

お百について調べるため、三郎はオペラ館へ舞台を見に行く。

大勢の観客を魅了するお百は実は男であり、偉い紳士に近寄る存在だった。

会員制の秘密の倶楽部『赤い部屋』を経営しているのは三郎の昔馴染みである美摩子(元の名:久代)で、会員は力のある実力者ばかり。

美摩子は過去に三郎が守れなかった女性の妹で、姉が亡くなってから10年たった今も姉の姿を追いかけていた。

秘密クラブの会員の中にはお百と繋がっている人物が多く、上海帰りの謎の会員・住良木(尾上菊之助)も深い関わりがある様子。

住良木は美摩子に近づこうとしていて・・・。

そんな時、三郎の元を文通相手の隆子が訪れ、お百と一緒にいるところを見られてしまう。



3話のあらすじ

赤い部屋の会員/後工田(ごくうだ)の元に予告状が届いたことで、警察と三郎(草刈正雄)、太郎(濱田岳)が後工田の元へ訪れる。

後工田は何も知らないの一点張りだったため、三郎はロマノフの一族の財宝・イルべガンについて尋ねるが聞いたこないと言い張るのだった。

太郎は巡戸と後工田と関わりのあるお百に話を聞きに行くが、お百のペースで話が進んでしまう。

お百は「みんな、自分と出会った時は嬉しそうにするのに、最後は困った顔をする」と話す。

太郎に僕が望んでいるものは何か当ててみてと言うが、まだ三郎には分からない。

太郎は「もし答えが分かったら、お百の声で歌ってほしい」と頼むが、「それはできない、残念だけど」と悲しそうな顔をするのだった。

太郎の同居人、初ノ助が落書き消しの仕事をしていると隆子がやってきて、初ノ助の仕事を手伝っていると、チンピラに絡まれる。

そこに美摩子と住良木(すめらぎ)が通りすがり、二人を助けるのだが、美摩子は隆子が亡くなった姉にあまりにも似ていることに驚く。

初ノ助の傷の手当てをする住良木は、(初ノ助に)あなたの物語が知りたいと言う。

そんなことを初めて言われた初ノ助は戸惑いながらも嬉しそうな表情を見せた。

美摩子は三郎の元を訪れ、10年前の姉の真相を調べてほしいと頼む。

そこに三郎の昔馴染みのお勢(せい)が現れ、懐かしそうに美摩子に声をかける。

お勢もまた大切な人を過去に失っていて、行方が分からなくなった孫の正一郎を探してほしいと三郎に頼み、イルべガンの卵(緑色の宝石がついた指輪)を預けていた。

お勢は美摩子にあなたと私は同じ悲しみを持っていると言い、抱きしめた。

その時美摩子は以前に嗅いだことのある、おしろいの匂いに気づくのだった。

太郎の家を訪れたお百は”自分は美しいものが好きで綺麗な格好をしたいと思ってきたが、体はどんどん男になっていった苦しみ”を話す。

そして背中の大きな火傷のあとを見せ、いつ世界は変わるのか尋ねた。

答えられない太郎から悲しい様子で去っていき、またお百はオペラ座館の舞台に立つのだった。

予告状が届いている後工田は美摩子とオペラ座を訪れ、太郎と三郎もお百の演目をそばで見守っていた。

最後の見せ場でお百は自分の声で歌い出し、客席に銃を向ける。

後工田は逃げ出すが、銃を下げないお百の前に太郎が立ちはだかる。

巡戸と殺害した犯人も後工田に予告状を送ったのもお百であり、またお勢が探す孫の正一郎もお百だったのだ。

その頃、美摩子は住吉木と赤い部屋にいて、お勢に抱きしめられた時に嗅いだおしろいの匂いと同じ香りが住良木のものだと気づく。

美摩子は住良木のポケットからお勢が持っていたイルべガンの卵を奪うとするが気付かれ、住良木は本性を表す。

そして三郎の元に『久代(美摩子の元の名前)を頂戴する』という予告状が届く。



4話のあらすじ

予告状を受けた三郎と太郎は赤い部屋へ向かうと、久代は倒れていたが命に別状はなかった。

予告状が送られてきたのに久代が無事だったことを不審に思った三郎は後工田の身を案ずる。

その頃すでに住良木が初ノ助をうまく利用し、後工田の命を奪わせていた。

三郎と太郎が後工田邸に着いた時にはすでに記者で溢れかえっていて、そこへ飛び出してきたのは犯人と思われる初ノ助だったのだ。

太郎は初ノ助を追い、三郎と共に引き返すよう説得するが、住良木の元へ行ってしまう。

その後、後工田殺害の犯人が自殺したと見せかけるために、初ノ助は住良木たちによって殺されてしまう。

初ノ助は最期に「名探偵・明智小五郎が必ずお前を捕まえる」と言い残していた。

初ノ助死亡の情報は新聞社にも届けられ、太郎は記者の梅澤潤二によって事実を知らされる。

初ノ助のことを何も分かっていなかったと塞ぎ込む太郎だったが、三郎の聞き込みにより怪盗(住良木)のアジトの場所が判明する。

乗り込むという三郎と同行することを決めた太郎は、隆子からもらったお守りだというカフスを身につけ、住良木の元へ向かう。

三郎の機転の良さと太郎のお守りによって、無事住良木を倒し、一連の事件が解決したと思われた夜、ある一人の女性が探偵の明智小五郎と探していることを知る。

明智小五郎とは太郎が自分の小説の登場人物として考えた架空の探偵であり、その名前を知っているのは三郎と初ノ助だけのはずだった。

またその女性は緑色の八角形の宝石がついた指輪をはめていたという…。

その宝石はイルベガンの卵であり、また女性が明智小五郎の名を知っているとすれば、初ノ助が誰かに話していたことになるのだ。

太郎と三郎は人混みに姿を消した女性を追いはじめる。



「探偵ロマンス」キャスト相関図

NHKの1月21日スタートの土曜ドラマ『探偵ロマンス』は濱田岳さんが主演、そしてSixTONESの森本慎太郎さんが出演していることでも大きな話題となりました。

また現在70歳である草刈正雄さんのダンディな役柄も素敵でしたよね。

ここでは誰がどんな役を務めていたのか、キャストを一気にご紹介します!

引用元:NHK

主人公&名探偵

平井太郎(ひらい たろう)役/濱田岳

本作の主人公で後の日本を代表する推理小説家・江戸川乱歩。

コナン・ドイルやエドガー・アラン・ポーといった海外の推理小説家に憧れを抱き小説を書いているが、まだ実を結んでおらず職を転々とする貧乏暮らしをしている。

名探偵の白井三郎と出会い、その人柄に魅了されたことから白井に弟子入りし探偵稼業に乗り出していく。

白井三郎(しらい さぶろう)役/草刈正雄

白いスーツに身を包み、多くの難事件を解決へと導いてきた元警察官の名探偵。

その功績から有名人となっていたが、3年前に引退を表明してからは姿を消していた。

太郎と出会い、彼の突飛な発想やあふれ出る熱情などに心動かされてバディを組むことに。

二人で白井に深い因縁のある“怪盗”との対決へと立ち向かっていく。

主人公ゆかりの人々

村山隆子

(むらやま りゅうこ)役

石橋静河

主人公がかつて働いていた鳥羽の小学校で働く教師。

新しく小説を書いた時にはいつも彼女に送って感想をもらっており、この感想が主人公にとっての唯一の心の救いだった。

郷田初之助

(ごうだ はつのすけ)役

泉澤祐希

鳥羽の造船所で働いていた時に出会った友人で、主人公を追って上京し下宿先に押しかけ居候している。

病弱で実家も貧しかった為に読み書きができない。

時子(ときこ)役

本上まなみ

主人公たちが下宿する古本屋「二人書房」を夫婦で営んでいる。

2階に下宿する2人と顔を合わせるたびに家賃を催促しており、職を転々としている2人に呆れている。



G街の人々

梅澤潤二(うめざわ じゅんじ)役

森本慎太郎(SixTONES)

帝都新聞の記者で、世間を沸かせるネタを探すために人気名探偵だった白井の行方を追っている。

新聞社に持ち込んだ主人公の小説を酷評したことから犬猿の仲になる。

狭間勇(はざま いさむ)役

大友康平

帝都警察の警部で、白井が警察に勤めていた時の元同僚。

曲がったことが大嫌いな直情型の性格で、白井とは犬猿の仲。

A公園界隈の人々

お百(おひゃく)役

世古口凌

A公園にあるオペラ館で人気の舞台でヒロインを務めている踊り子。

主人公も例外なく魅了されてほれ込んでいく。

ラッパ(らっぱ)役

浅香航大

トランペットを吹くオペラ館の客引き。

お百の才能を見ていつか舞台の演出家での成功を夢見ている。

伝兵衛(でんべぇ)役

岸部一徳

公園の片隅にあるバー「K」のマスター。

昔からの常連客である白井を静かに見守っている。



秘密倶楽部「赤の部屋」ゆかりの人々

蓬蘭美摩子

(ほうらん みまこ)役

松本若菜

会員制秘密倶楽部「赤の部屋」の主人で、元の名前は久代(ひさよ)。

特権階級の人々を相手しながら、ある目的の為にひそかに動いている。

後工田寿太郎

(ごくうだ じゅたろう)役

近藤芳正

秘密倶楽部の会員で外務次官。

ロシアの政治情勢に詳しく、後工田独自のパイプを持っている。

住良木平吉

(すめらぎ へいきち)役

尾上菊之助

上海帰りの貿易商で入ったばかりの新人会員。

優雅な身のこなしや謎を含んだ言い回しで美摩子を魅了している。

怪盗ピス健(守神健次) 役
土平ドンペイ



ドラマ「探偵ロマンス」の原作と全何話?続編はある?

『探偵ロマンス』は1923年に作家デビューした江戸川乱歩の作家デビュー100周年を迎える2023年1月21日(土)夜10時からNHK総合のチャンネルで全4回で放送されました。

本作は主人公が実在した推理小説家の江戸川乱歩ということで、実話に基づいたものなのか、原作があるのかも気になる所ですが、『探偵ロマンス』には原作はなく、若き日の江戸川乱歩を主人公にしたIFストーリーなんです。

脚本を担当しているのは『半沢直樹』の脚本協力や『コウノドリ』の脚本を担当した坪田文さんで、人気作に多くかかわっている脚本家ということもあり『探偵ロマンス』放送後は面白いとSNSでも話題に!

演出は『カムカムエヴリバディ』や『カーネーション』、大河ドラマ『花燃ゆ』の演出を手掛けた安達もじりさんが参加されているということで、江戸川乱歩が生きた大正時代の様子をどう表現されるのかも注目ポイントではないでしょうか。

『若き日の江戸川乱歩が探偵に弟子入りを志願していた……?』

引用元:土曜ドラマ「探偵ロマンス」制作と出演者のお知らせ – NHK

こんなもしもがあったら、どんな風に江戸川乱歩は成長していくのか・・・。

ロマンスも、笑いも、涙も、そしてアクションもありのドラマ「探偵ロマンス」、どんな将来の小説家と名探偵の掛け合いが魅力的な作品です。

全4話の放送では、最後に意味深な女性(市川実日子)が登場したところで終わりを迎えました。

イルベガンの宝石を身につけ、明智小五郎の名前を知っていることから、初ノ助の最後を知る住良木と関係のある人物だと思われます。

この人物を登場させた制作側の意図としては、『太郎の物語はまだ続く』という印象を付けたかったそうで、現時点では続編の予定は発表されていません。

今回のドラマで描かれた時期以降は江戸川乱歩(太郎)は結婚して子供も生まれているようですが、新たな架空の設定を設ければ、大正時代や戦時中に実は裏で探偵業を続けているというストーリーも描けると制作者はインタビューで応えています。

太郎と隆子はその後どうなったのか、太郎は小説を世に出すことはできたのか、ぜひ探偵ロマンスの続編の放送も期待したいですね。



「探偵ロマンス」キャスト相関図とあらすじネタバレや原作は?全何話?まとめ

今回は2023年1月から全4回で放送されたNHK土曜ドラマ『探偵ロマンス』のキャストやあらすじネタバレや原作、また続編の可能性などについてご紹介しました。

制作陣にもキャスト陣にもかなり期待の高かった本作ですが、放送開始後話題になり、最終話では続編を匂わせるような展開で終了しました。

日本人なら誰もが名前を知っている小説家・江戸川乱歩や時代の拝見を身近に感じることができる「探偵ロマンス」の続編を楽しみにしたいですね。

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